病院内の中央材料室をご存じですか?
こんにちは。メディカルサポート課のAです。
今回は、私が働いている病院内の中央材料室業務の一部を紹介します。
中央材料室は社内や病院内で中材と呼ばれています。病院内で使用した器材を洗浄、滅菌して再利用するための場所です。
中材の主な業務は、洗浄、組み立て、滅菌の3つです。
まずは、洗浄について紹介します。
手術が終了し、使用した器材は回収され中材にやってきます。
手術の汚れが器材についているので、手洗いで汚れを落とし、写真の巨大な洗浄機にかけていきます。

手洗いと洗浄機の2段階で洗うことで確実に汚れが取れるようにしています。
また、この作業中はゴーグル、マスク、エプロン、手袋を必ず装備し自分の身を守っています。
続いて、組み立てについてです。
洗浄が完了した器材をコンテナの中にきれいに並べていきます。
汚れが付いていないか、間違った器材が入っていないかを2人で確認します。
全て問題なかったら写真のようにチェックリストに記入していきます。

器材の種類や並べ方がわからなくてもマニュアルがあるので大丈夫です。
最後は、滅菌についてです。
蒸気滅菌、ガス滅菌、過酸化水素ガス低温プラズマ滅菌の3種類があり、器材に適した滅菌方法が使われています。滅菌不良が起きていないかを滅菌後に必ず確認しています。
正常な滅菌が完了していれば手術に向けて保管します。

写真は病棟や外来のパスボックスです。病棟や外来から預かった器材を滅菌後ここに入れて渡しています。
以上が中央材料室での業務になります。
とてもやりがいのある職場となっております!