現業スタッフの年齢構成の中心が50代から60代前半となってきている中で、加齢による体力の衰えに伴う生産性の低下や離職率の増加が問題となってきつつありました。
そこで、各作業環境を把握した上で、以下の改善活動を実施し、就労機会の確保を図りました。
1.制度:定年後に職務遂行能力に応じた格付ができる仕組みを導入し、より公平な制度に移行した。
2.能力開発:キャリアアップ制度(通信教育補助、資格取得祝い金、社外セミナー参加)によりやる気を促した。
3.作業設備:作業台の設置、洋式トイレに変更、空調環境の整備を行った。
4.雇用の創出:食堂運営、清掃業務など高年齢者でも働きやすい雇用を創出した。
5.ワークシェアリング:短時間勤務を可能とし、勤務時間の変動を行えるようにした。
6.健康管理:定期健診の際に、生活習慣病予防健診を受診できるようにした。
7.面談:定年面談(3,2,1,0.5年前)や評価面談を行い、個々人の就業状況を把握するよう努めた。
改善にあたっては、他企業の事例を参考にしつつ、現場の生の声をよく聴き、 仕組み(環境)+風土(人)づくりを大切にしております。