トーカイを選んだ理由
医療関連の仕事に興味があり、医療機器の安全管理の専門知識である、第2種ME技術者の資格を取得していました。実際に病院はどのように運営されているのかを学びたくて、トーカイの求人に応募しました。
現在は香川県内の総合病院で、医師、看護師に続く第3の医療人として業務に携わっています。


仕事内容
総合病院の中央材料室で、手術に使用する鑷子(せっし)や鉗子(かんし)などの器材の洗浄、組み立て、梱包、滅菌をおこなっています。
手術後は、戻ってきた器材に回収もれがないか数を確認し、洗浄や滅菌が完了した器材は、次の手術に向けてセットをします。手術を受ける患者さんは体力が低下し感染しやすい状態にあるため、もし器材に汚れが残っていれば、術後の状態に影響が出るかもしれません。そのようなことを防ぐためにも、各器材の使い方や構造を理解しておき、洗浄時には汚れが溜まりやすい箇所を入念にチェックするように心がけています。
1日の流れ
13:00 | 配属先の病院に出社 朝礼と午前中の担当者からの引き継ぎがあります。 |
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13:15~15:30 | 器材の組み立てや滅菌作業をおこないます。 |
15:30~16:30 | 昼休憩 休憩室で持参した弁当を食べて、ゆっくりと過ごします。 |
16:30~22:00 | 引き続き、器材の組み立てや滅菌作業をおこないます。 就業の1~2時間前には器材の数をチェックしたり、次の日に必要な器材を揃えたりします。 |
22:00 | 退社 ※勤務先によって、勤務時間が異なります。 大型事業所では、朝帯・夜帯などシフトを組んで勤務しています。 |
仕事やりがい/思い出に残る成長体験
時間通りに仕事が完了できたときにやりがいを感じます。
1日あたりの手術は約20件。1回の手術に使用する器具は基本の40点と、術式によって追加する器具を合わせると約100点。手術室から戻ってきたばかりの器材を、すぐ次の手術で使うといったこともあるため、優先してセットする器具を見極めて作業をしなければなりません。ミスを起こさないように、かつ患者さんを待たせないように、同じ中央材料室のメンバーと協力して作業しています。
また、作業にかかるコストを考えて、ガイドラインに基づいた効率的な運用を図る必要もあります。そのためには、器材の構造を熟知しておくことも重要なのです。


これからの目標
手術支援ロボット「ダヴィンチ」など医療機器がどんどん進化し、それにともない扱う器材も精密なものが多くなってきました。これらの新しい器材の洗浄・滅菌方法は、まだ一人一人の職人的な技術に委ねられている部分もあるので、これからマニュアル化をして、誰もが対応できるようにしていきたいです。
私たちは病院の大切な器材=資産を預かって仕事をしています。作業中に気づいたことはその都度、病院の責任者に共有して、病院の意向に沿った最適な運用をしていきたいです。
応募者へのメッセージ
学生の方であれば、アルバイトなどを通してさまざまな人と関わってみてください。
コミュニケーションの範囲が狭いと、自分自身が凝り固まってしまいがちです。仕事では自分の好きな人だけでなく、苦手な人とも付き合わなくてはなりません。いろんな人と触れ合うことで自分の幅も広がり、どんな人でも対応ができるようになると思います。
